2017年11月09日

臨床と研究は表裏一体

皆さん、寒くなってきましたね。久々の養成科ブログ更新です。


目下、養成科2年生は臨床に取り組みながら、自ら抱いた疑問の解決に卒業研究を通して挑んでいます。

研究テーマは、あはき臨床に直結する疑問から、古典研究、教育分野、基礎医学などと多岐に渡ります。


臨床&研究.png


本校教員養成科で発信しているメッセージとして「臨床と研究は表裏一体!」があります。

施術効果の有無の原因を追究する姿勢は大切です。このスタンスで、常々、臨床に取り組んでいると、臨床応用力がつき、新しい発想が産まれたりもします。臨床は漫然と行うのではなく、向上心をもちながら向き合わなくては進歩が期待できません。研究は臨床の疑問をぶつける場でもあります。


心拍変動血圧卒論.png  卒論筋硬度.jpg



卒論スパイロ.png

  

学生によって疑問も各人各様です。養成科のカリキュラムに組み込まれている卒業研究を通して、柔軟な思考力、応用力が養われ、臨床力の向上につながっていきます。

これからの進路を考えている学生の皆さん、既に卒業し臨床現場に入って壁にぶつかっている皆さん、応用力を身に着け、更なる臨床力アップにつなげていきませんか。


個別相談は常時実施しております。何かご不明な点などございましたら、遠慮なくお問いあわせください。心よりお待ちしております。

(鍼灸マッサージ教員養成科担当あて 

 03-3551-5751)


次回の鍼灸マッサージ教員養成科の入試日程は以下の通りです。


1210日(日)930





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posted by 教員養成科教員 at 15:35| Comment(0) | 日記

2017年09月22日

視点を変えると

皆様、こんにちは。

養成科では期末試験期間が終わり、後期に向けて準備しているところです。


前期期間中に行われた授業として、生理学実習を紹介したいと思います。

生理学実習は当校の目玉の一つでもある日本医科大学の協力によって行われます。

校内で行う実習と日本医科大学で行う実習があり、当校で行う実習は今まで学んだ生理学の復習的な意味も含め行い、日本医科大学では、医科大学の研究室ならではの実習を行います。


今回新たに、「プリズムメガネを用いた知覚学習と運動学習の違い」についての実習を行ないました。プリズムメガネで意図的に視角をずらし、目標に到達するまでの学習回数を調べていくもので、最初は目標とずれた位置に到達するが、回数を重ねると徐々に目標にピントがあっていきます。このような運動を体感し、その学習の姿を考察していくのが目的となっています。


一見鍼灸となんの関係もないようには感じますが、鍼の刺入や艾のひねりなど鍼灸学校入学当時は難しく感じられたことが、練習することで徐々に慣れていくと思います。これがまさにこの実習と同じなのではと思いますし、考察することによって、慣れていく動きというのは身体ではどのようなメカニズムで起こっているのかということがわかっていきます。関係ないようにみえますけど、視点を変えることによって新たに気付きが生まれます。そのように授業を展開していくのは教員養成科ならではでないでしょうか。


生理実習プリズム.jpg

生理実習プリズムA.jpg



このような授業に興味を持たれた方は是非、養成科への進路を考えてみてください。


教員養成科では

1014日(土)13:30〜 第1回入学試験があります。


興味を持たれた方は下記までご一報を

TEL03-3551-5751 養成科教務


個別相談も受け付けています。

posted by 教員養成科教員 at 14:44| Comment(0) | 日記

2017年08月08日

鍼灸科学の最先端

先日、教員養成科1年生の講義として、都立健康長寿医療センター研究所 堀田晴美先生内田さえ先生 にご登壇いただきました。


健康長寿医療センター研究所部長の堀田晴美先生は、海外にも多くの文献を投稿されているベテランの研究者です。主に「物理的刺激が自律神経系に及ぼす影響」について研究されており、臨床のヒントになる研究業績が数多くあります。


晴美堀田.png



先日、日本経済新聞紙上にて「東洋医学 WHOも注目」という記事の中ではりきゅうが取り上げられていましたが、この記事も堀田先生が解説されています。

(下の写真、クリックで拡大できます)


国民の鍼灸治療の受療率が低迷している中、科学的根拠となる地道な基礎研究の成果は、はりきゅうの普及率向上に繋がると考えられます。堀田先生の今回の講義は、腰痛・肩凝りのみならず、循環器系、泌尿器系など様々な疾病に臨床応用できるはりきゅうの可能性を示唆したものでした。2年生になれば卒業研究です。臨床にも、卒業研究にも繋がる貴重な講義でした。(大内)


東洋医学WHO注目記事.png


(平成29720日付:日本経済新聞)



内田先生は東洋療法学校協会教材『生理学』の筆者であり、鍼灸養成校の生理学教育に精通されていらっしゃいますが、現在も次々と鍼の生理学的機序に関する研究を発表されておられます。


先生が佐藤昭夫先生門下として鍼の研究に関わることになった経緯から、今回の講義では「自律神経系を機序とした鍼灸の効果機序」などの知見をご教示いただきました。


佐藤先生の研究でも有名な「鍼刺激による胃運動の変化(体幹部刺激で抑制、末梢刺激で亢進)」について、近年、実際の鍼灸治療においては腹部刺激で胃運動は亢進するのではないか、という意見が多いことを取り上げ、その機序についても内臓求心路のフィードバック抑制などから解説してくださいました。


最新の研究から得られた最新の知見に対し、学生との質疑も活発で、教科書では得られない立体的な知識として、学生に浸透していく様子が印象的でした。(橋本)


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このように、東洋医学・西洋医学を問わず著名な先生方の知見に直接触れたり、意見交換ができる場として、本校の教員養成科は優れたネットワークを持っています。在校生にも他校の方でも、あはき学を究めたい人にはうってつけの環境だと思います。3年間の学びの後、就職や開業をお考えの方が多いと思いますが、「進学」という第3の選択肢もあることに気付いていただければありがたく思います。
もし興味をもたれたら、お気軽に本校教員養成科までお問い合わせください。心よりお待ちしています。



posted by 教員養成科教員 at 10:13| Comment(0) | 日記