2015年07月21日

病院での鍼灸

先日、東海大学医学部付属大磯病院鍼灸治療室 高士 将典 先生と東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任 粕谷 大智 先生を迎えて、授業を行っていただきました。

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高士先生には病院での鍼灸について、医学部生への東洋医学講座、ご自身の研究テーマ、小説『鍼師おしゃあ』(河治和香著:小学館文庫)での治療の一コマの考察、緩和ケア医療における鍼灸についてと東洋医学、西洋医学、教育、学術、文化と様々な分野の話をしていただきました。
粕谷先生には病院の紹介、チーム医療としての鍼灸師の役割や求められること、腰部脊柱管狭窄症における鍼灸治療といった講義と爪白癬の灸治療や頚部深層筋へのアプローチ法といった実技を教えていただきました。特に爪白癬治療ではお灸の熱の通り方に学生は興味津々でした。

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ご両名とも大学病院に所属しており、チーム医療の場で活躍されています。そこでは様々な職種の方と関わることでそれぞれが連動して治療を行っていく必要があり、それは患者さんに対して共通認識を持ち、幅広い視野での治療の構築が求められる場であると授業を通して伝えていただきました。
高士先生、粕谷先生お忙しい所ありがとうございました。
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2015年07月06日

不妊治療

不妊治療専門のアキュラ鍼灸院院長 徐 大兼 先生 に講義と実習を二週にわたり行っていただきました。
講義では、不妊の原因について系統立てて詳しく紹介いただきました。その中で近年、不妊の原因のうち約3割は男性に、約4割が男女共に原因があるとのことで、不妊治療における男性の妊孕力検査の重要性を強く訴えていらっしゃいました。
実技では、不妊治療のこと以外にも学生からのリクエストで鼻風邪をひいていた学生の治療もおこなっていただきました。突然のリクエストにも快く受けてくださり、学生もいい経験ができましたと思います。

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近年、不妊治療において国の助成制度が拡大され、経済的な負担が多少は軽減されてきましたが、不妊そのものについて、まだ多くの方々が悩んでおり、国の制度では根本的な解決には至っていないのが現況です。そういう中で不妊治療で活躍されている先生の最新の理論や技術を学べたことは大変有意義であったと思いますし、この経験を活かして社会に貢献していってもらいたいものです。

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2015年07月01日

長崎の養成校を訪問しました

 先日、長崎柔鍼スポーツ専門学校、こころ医療専門学校、こころ医療専門学校佐世保校を訪問し、学科の案内をさせていただきました。みなさん熱心で、今後の進路について考えている方が大変多い印象をうけました。

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 案内差し上げたのは「臨床能力を高めるために何をすべきか」です。
 「臨床能力」を高めるにはひたすら実地を積むことが近道に思えますが、責任ある立場で臨床を行うならば、確かな根拠に基づいた治療を行いたいという気持ちがうまれるのと共に、根拠を重視する「研究の姿勢」に明るくなるものです。また、患者さんに適切な説明を行うことは臨床において最も重要な能力であり、「伝える力」は教育能力であるといえます。つまり、全ての方向に向けて成長することが臨床能力を育成するための近道であり、これを実現するために教員養成科があるとお伝えしました。
 その実例として、刺鍼実技や治療実技を行いました。昔ながらの刺鍼技術は、現場の工夫を基礎とした技術力ですが、あらゆる面で現代の臨床に活かすことが難しくなっていると感じます。伝統技法には力強い根拠が含まれており、先人の研究成果を我々が今の世に活かすために実践し研究することで、当科が掲げる伝統医療の「継承・発展」を実現するものと思います。
 長崎柔鍼スポーツ専門学校様にはブログでご紹介いただきました。ありがとうございました。http://njs.ac.jp/news/8811
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