2019年11月08日

臨床と研究

教員養成科の橋本です。先日、業界を代表する講師2名にご登壇いただきましたので報告します。


午前は、木戸正雄先生による講義です。先生は花田学園・日本鍼灸理療専門学校の教務部長をおつとめですが、経絡治療学会の学術部員として私の同僚でもありまして、経絡治療夏期大学の研究科主任講師を担当されるなど教育に研究にご多忙の先生です。先生の講義は、膨大な根拠を理解しやすく系統立てる希有な研究に基づいています。講義の冒頭、経絡治療に代表される縦割りの概念と、天地人の分類や背兪穴治療や気街治療など横割りの概念について述べられました。経絡治療に限らず、東洋医学を実践する者にとって重要な枠組みです。


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後半は実技として、ベッドサイドのウィットに富んだ語り口と、見事な手さばきで、直接学生の手を取って臨床指導を行っていただきました。また、花田学園の水上祥典先生が帯同されました。水上先生は当科出身で教員として活躍されている先生の一人です。後輩を指導いただきましたが、こうして卒業生と現役生の繋がりを頂戴し感謝します。

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午後は染谷芳明先生にお越しいただきました。先生と私は明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)の同期でして、お忙しい中を無理言ってお越しいただきました。今年5月に行われた全日本鍼灸学会学術大会愛知大会において、先生の研究が高木賞を受賞されました。高木賞は「学会雑誌論文から優秀な論文に対して表彰と賞金を贈呈するもの」(全日本鍼灸学会HPより)で、先生の脳機能を指標とした研究に対して高い評価を得たものです。嚥下に対する鍼灸の効果機序について確かめられたことは、臨床において嚥下に問題を持つ患者さんが増えている中で力強い根拠になる予感がします。また、教員を目指す養成課程の学生にとって最新の知見に触れて大いに刺激になったことと思います。

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先生方、お忙しいところのご講義、ありがとうございました。



posted by 教員養成科教員 at 14:40| Comment(0) | 日記
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