2020年09月04日

手ぶらで帰るわけにはいかない。

「康介さんを手ぶらで日本に帰らせるわけにはいかない」


オリンピックには多くの名言が生まれますが、この言葉も競泳日本チームの絆を表す名言の一つといえるのではないでしょうか。そんな康介さん、こと北島康介さんのトレーナーをされていたのが広橋憲子先生です。昨年に引き続き今年もお忙しい中、当科で講義を受け持っていただきました。


先生は競泳日本代表トレーナーを歴任され、現在はトライアスロンや近代五種といった競技のトレーナーも行っているとのことです。また、本来なら今頃金メダリストとしてテレビで見ない日はないのではと予想されていた、競泳の瀬戸大也選手のトレーナーでもあり、NHKTBSでの瀬戸選手の特集の際には一緒に出演されていました。


なんといっても、先生は世界中のマッサージを会得しているといっても過言ではない程、マッサージに精通しており、昨年のNHK大河ドラマの「いだてん」では海外選手のトレーナー役の方にスウェーディッシュマッサージを技術指導されています。その上、様々なマッサージ技術は直接現地にいって習得していると言いますから、そのヴァイタリティたるや・・・


「何もいえねぇ〜」


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授業では、世界のマッサージをご披露いただき、学生に手取り足取り教えてくださいました。授業中、所々悲鳴に似た声も聞こえましたが、終わったみんなが言う言葉は、もちろんこれ。


「チョー気持ちいい」


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しめくくりには、集合写真にもおさまってくださいました。


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学生の皆さんも、やはり手ぶらで帰ることはありませんでしたね(笑)。


広橋先生、ありがとうございました。









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posted by 教員養成科教員 at 17:12| Comment(0) | 日記

2020年08月17日

EBMに基づいた臨床の重要性(教員養成課程)

大変ご無沙汰しています。教員養成科の大内です。


久しぶりの投稿ですが、教員養成科は遠隔授業も含めながら現在まで順調に進めております。

今回は、教員養成課程の東洋医学特論の授業の一コマを紹介します。


「東洋医学特論」の授業では、臨床現場の第一線でご活躍されている専門の先生のお話を多く聞くことができます。現在まで、不妊鍼灸など産婦人科領域や海外やスポーツ事情に詳しい先生方をお招きしてご指導頂きました。


今回は、東京大学付属病院で長年にわたって臨床に取り組まれておられる粕谷大智先生の授業についてお伝えします。粕谷先生は、臨床のみならず、EBMに基づいた鍼灸治療にご尽力されており、数多くの臨床研究を実施しております。今回の講義テーマは、複合的な因子が絡んでいる腰痛。医療における鍼灸の役割として臨床力及び専門性の提示についてご教示頂き、現代医学による共通言語及びコミュニケーション能力の必要性、EBMの提示の重要性について理解を深めることができました。また、腰痛の原因である生活因子などを患者さんにエビデンスを解りやすく用いて提示することの必要性についてもご指導頂きました。


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三密にならないようカメラ等を用いて拡大映写しての実践授業。
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個別で丁寧に効率の良い触診及び理学検査について、ご指導頂きました。           

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腰痛には脳が深く関連していることが明らかにされてきました。これに伴い、脳の機能障害に対する最新の治療技術について実演頂きました。

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粕谷先生とは、また学会などでお会いすることを楽しみにしております。ご講義頂き、どうも有難うございました。

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教員養成科(臨床専攻課程・教員養成課程)では、新型コロナ感染予防を徹底し、個別相談ご希望を随時受け付けしております。なお、リモートでの相談説明会や電話相談も実施しておりますのでお気軽に教員養成科教務までお問合せください。



教員養成科教務 03-3551-5751

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posted by 教員養成科教員 at 15:35| Comment(0) | 日記

2020年02月27日

国際誌に掲載された卒業研究

こんにちは。教員養成科の大内です。


本校教員養成課程では、興味を抱いたテーマを卒業研究として取り組んで頂くために、ある程度自由度を設けています。その為、大学などの研究機関で卒業研究を実施する学生もいます。


日本医科大学は、本校教員養成科設立以来、長い期間ご協力・ご指導頂いているトップクラスの医学研究機関です。解剖学・生理学など現代西洋医学における最先端の研究を、大学の研究者とともに共同して行うことになります。


教員養成科在籍時に日本医科大学で卒業研究に取り組んでいた大塚真衣さんは、教授・小澤一史先生(解剖学)の研究室に在籍していました。大塚さんの研究テーマは抗ヒトERβ抗体(PPZ0506)のマウス・ラットERβに対する 交叉性・特異性の検証とERβ発現プロファイルの同定でしたが、昨年この研究に関する論文がimpact factorの高い「International Journal of Molecular Sciences」アクセプトされました。現在、pub medでもアクセス可能です。ご興味のある方は以下からアクセスしてください。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6941125/pdf/ijms-20-06312.pdf



最先端の研究をされている先生方と一緒に共同研究者として研究に取り組み、さらにその内容を論文として世に送り出した経験は、かけがえのない一生の財産となるでしょう。


教員養成課程では、鍼灸に関する研究のほか、さまざまな分野の研究実績があります。研究に少しでも興味のある方、ウェルカムです!! 

まったく研究の方法が解らない方でも、一から指導いたしますのでご安心ください。


次回の教員養成科の入試は38()です。

詳しくは以下までお問合せください。

教員養成科担当 03-3551-5751


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posted by 教員養成科教員 at 09:20| Comment(0) | 日記